先日新聞で読んだ重松清さんのエッセイ。

大学で教壇に立つ事もある彼は、受験シーズンのこの時のエッセイで、「知る」だけで終えてはいけない。と書いている。

受験勉強の核心は、行き着く所、暗記であるように自分も感じていた。深く理解する前にまず記号的に頭に入れておく事が先決だったと思う。

当時、その事に抵抗感があった自分は、勉強が嫌いだったのも手伝って(笑)、受験とか、進学とか、そういう事から逃れようとしていた時期がかなりあった。
そこで自分を受験に向かわせてくれたのは、尊敬する先輩の言葉と、大好きなミュージシャンの言葉だった。それはまたいつか(笑)

今では、人の年齢や名前、勤め先、歌の歌詞など、なかなか頭に残らない。やはり暗記や、いろんな情報を詰め込むのは、10代が一番いいのだろうと思う。

で、本題ですが(笑)、重松清さんはこうまとめています。

「知る」だけで終えてはいけない。
学生諸君は、「知る」ことを鍛えたら、次はぜひとも「想像」することをしっかり学んでほしい。本を読んでくれ。読書とは、さまざまな「相手の立場」について思いを馳せる営みでもあるのだから。

最近、急に映画、ドラマを観たり、本を読みたくなった自分に響いたエッセイでした。