気づけば10月。あわただしく過ごす日々で、あっという間に2025年を終わってしまいそうな流れではありますが、今年の中で決して忘れてはいけない、ぜひとも記しておきたい出来事としてご紹介させていただきます。
石川県金沢市で金物販売・企画制作事業をおこなっている株式会社カネマサ様より、120周年記念の品として、一輪挿しのオーダーを頂きました。と言いましても、一年以上前からご相談、打ち合わせを重ね、カネマサ様のスタッフ自作の木製原型持ち込み!、数回のデザイン変更、命名までなどのいくつもの試行錯誤を重ねて完成・納品に辿り着きました。
120周年をどう迎え、今後をどのように進むのか、を真剣に考えて行動するカネマサの皆様の熱意に、強く心を打たれました。2023年9月に参加させていただいた「カネマサフェア2023」以来、カネマサの大ファンになった自分ですが、嬉しい御縁に感謝するばかりです。
以下、後日更新するかもしれませんが、製作の流れ、記録の写真です。

↑こちらが完成品。

↑最初はこういう形でした。一輪挿しの位置を検討しました。

↑会社ロゴマークを底にも入れる案も検討しました。





↑カネマサ社内で議論を重ね、より「攻めた」デザインに変更になりました。製作上では難易度がかなりアップしました(笑)
変更後の試作が出来て、カネマサ様からもオッケーをいただき、量産のためのプレート製作、量産へと進みました。

↑量産用のプレート(アルミ製)です。









↑鋳造風景です。

↑プレートを使って鋳造し、組立(溶接)→ 仕上 → 着色 へと進みました。

↑着色を終え、一輪挿し(フラスコ)をセットして完成です。


↑パッケージは弊社のパッケージを活用していただきました。


↑今回は包装まで請け負い、無事納品させていただきました。
最初のデザインから進化し、製作側のこちらとしては、難易度がかなりアップして、普段なかなか作らない形状になり、仕上がりを心配する程でしたが、カネマサの皆様の熱意になんとか応えたいと、うちのメンバー、特に協力者の藤田君(山善)が奮闘し、完成に辿り着きました。おかげ様で鉄鋳物の可能性の拡がりを大いに期待できるお仕事になりました。カネマサ様のこだわり、妥協のなさ、があったからこそと思います。
最後に株式会社カネマサ様、
創業120周年 誠におめでとうございます。
今後のさらなるご繁栄を心よりお祈りいたします。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

カネマサ様は、伝統工芸や日本のものづくりを応援してくださっており、弊社の商品も取り扱っておられますので、ぜひこちらのサイトも御覧ください!
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